たいていの場合はCPU速度が速いほどよいのですが、速度を犠牲にしてでも省電力で動作させたい場合もあります。
Windows PCでは電源の設定のところで「ハイパフォーマンス」「省電力」が選べますが、Ubuntuを積んだBeagleBoneで同じようなことが出来るかを調べてみました。
参考:LinuxでCPUの動的クロック変更を無効にする方法
クロックを変更するにはcpufrqutilsというソフトが必要なのですが、BeagleBone Blackには最初からインストールされていました。
インストールされていない場合は、
sudo apt-get install cpufrequtils
でインストールすることが出来ます。
BeagleBone Blackの標準設定では、governorがondemandとなっていました。
cat /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_governor
governorは電源プランみたいなもので、ondemandの状態ではヒマな時は最低速度で動作して忙しくなってきたら1GHzまでクロックアップしていく設定となっています。
governorは種類がいくつかあり、
常に最高速度(1GHz)で動かす場合は、
cpufreq-set -g performance
常に最低速度(300MHz)で動かす場合は、
cpufreq-set -g powersave
負荷に応じて動的に速度を変更する場合は、
cpufreq-set -g ondemand
リファレンスマニュアルを見ると、消費する電流はブート中で最大460mA、何もしてないときは280mAとなっています。
遅くてもいいから消費電力を抑えたい場合は、governorをpowersaveにするとよいかもしれません。
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