2015/11/21

ロジックアナライザを購入

会社でロジックアナライザを使う機会があり、電子工作には大変便利なものであるとわかりました。
ロジックアナライザは回路上のデジタル信号をキャプチャして解析するもので、printfを使った根性デバッグしなくてもよくなるツールです。
 
会社にあるのは10万円以上するロジックアナライザで、チャネル数も多く置き場所もとるので個人で買うにはオーバースペックです。なのでチャネル数が8チャネル程度の安価なロジックアナライザは無いものかと秋月電子で探したところ、いいものがありました。

Salae logic 4という商品です。

価格は14,200円で、上位モデルの logic 8は28,400円、 logic pro 8は62,000円、 logic pro 16は77,800円となっています。
モデル間の違いは最大サンプリング周波数とチャネル数で、logic4は4ch・最大12MHz、logic8は8ch・最大100MHz、proは8ch/16ch・500MHzです。あとはアナログ入力機能の有無といったところです。

logic4かlogic8でどちらを買おうか迷いましたが、ひとまずはlogic 4を買いました。
どうしても足りなくなったらlogic8を買おうかなと思っています。
 
モノが届いてまず驚いたのはその小ささと軽さです。
42mm x 42mm、重さも30g程度。

とっても小さい!
PCとはマイクロUSBで接続し、バスパワーで動作します。
キャプチャ用の専用ソフトもあるのですが、Windows,Mac,Linuxで使えるようになっています。
キャプチャしたデータはそのままUSB経由でPCに転送する方式のため、
本体メモリに格納するタイプよりも長い時間の計測が可能です。


シリアル通信、I2C、SPIなど、主要なプロトコルアナライザーも標準でついているので、
Arduinoなどのマイコンで遊ぶ人は一つ持っておいたほうが便利だとおもいます。

2015/06/05

Intel Edisonの修復

Intel Realsenseはすぐ通信が切れてしまうので放置してます。。


それはさておき、最近またIntel Edisonを触り始めたのですが、
ファームウェアのアップデートに失敗してデバイスマネージャで認識されなくなりました。

  1. USB OTGポートにUSBケーブルをつなぐと、デバイスマネージャにMerrifieldというデバイスが2~3秒あらわれ、消える。(MerrifieldというのはAtom Z3400/3500シリーズのコードネームとのこと)
  2. Flasall.batを実行しても、Waiting dfu device 8087:0a99 のところでタイムアウトしてしまう
  3. FTDIのUSBシリアル変換チップが積んであるほうのUSBポートの出力では、

******************************
PSH KERNEL VERSION: b0182929
                WR: 20104000
******************************
SCU IPC: 0x800000d0  0xfffce92c
PSH miaHOB version: TNG.B0.VVBD.0000000c
microkernel built 10:14:01 Jan 13 2015
******* PSH loader *******
PCM page cache size = 192 KB
Cache Constraint = 0 Pages
Arming IPC driver ..
Adding page store pool ..
PagestoreAddr(IMR Start Address) = 0x04899000
pageStoreSize(IMR Size)          = 0x00080000
*** Ready to receive application ***
 で止まったまま。。

Flashall.bat --recovery をやってみても、
You should install xfstk tools, please visit http://xfstk.sourceforge.net/

と出てきて終わってしまいます。

xfstk toolsのWindows版のインストーラは残念ながら無いようなので、Ubuntu機を用意してxfstkをビルド。
ビルド方法は Building xFSTK on Ubuntu 14.04 (32-bit) for flashing Edison  を参照ください。

そうして Flashall.sh --recovery と実行すると、なにやら書き込みが行われてDFU Deviceとして表示されるようになりました!

あとはflashall.sh を実行してファームウェアを転送して、無事Edisonが復活しました。
さて、天気予報ガジェットでも作りますかね。。。



2015/03/17

Intel RealSense Camera一覧

先月 IntelのReal Sense F200というカメラを購入したのですが残念ながらいじれていません。
Intelのサイトで情報収集でもしようかなと思ったら、RealSenseのカメラは1種類じゃないようです。

  • フロント向け(モニタの上に置いたり、液晶パネルのベゼルに埋め込んだり)のFront F200カメラ
  • 背面向けのRear R200カメラ
  • 可変焦点写真を撮るためのSnapshot
の3種類があるとのこと。




F200とR200はリアルタイム処理向け、Snapshotはオフライン処理向けのカメラのようです。
測定できる距離もリアルタイム処理向け(F200,R200)は0.5m~3m程度に対して、Snapshotは30m程度までと、使っているカメラも方式も異なるようです。

現時点で購入できるのはF200のみで、SnapshotはDellのVenue 8 7000についていますが、この機種はAndroidタブレットなのでRealsense SDKで開発を行うことはできなさそうですね。

SnapshotもRealSenseのホームページには"そのうちAndroidタブレットじゃない状態で発売するから待っててね"といった感じで書かれているので、IntelのWebサイト経由で買えるようになると思います。

まずはF200を使いこなさないと。。。
ではまた。

2015/02/23

Intel RealSense カメラが到着

去年の10月ごろに予約した、Intel RealSenseカメラが到着しました。
本体が99ドル、送料が25ドルで合計1万5千円ほどでした。

箱の中には本体と薄い説明書のみ。詳しくはWebを見てね、ということなのでしょう。


インターフェースはUSB3.0が1本あるのみです。
KinectはACアダプタも必要でしたが、こちらはUSB3.0からの給電だけで動作するようです。
USB3.0は900mAまでいけたとおもうので、カメラ+3Dセンサ+処理チップで消費電力が4.5W未満ということでしょう。

RealSense SDKをIntelのサイトからダウンロードしてインストールして中身を確認したところ、
サンプルプログラムに3D Scanというものがありました。

カメラで3Dデータを取り込み、obj形式にしてくれるという優れものです。
赤外線で3Dデータを取得している関係上、透明なものや反射するものはスキャンすることができないor難しいので、簡単そうなリサラーソンのぬいぐるみをスキャンしてみました。

アプリケーション側で、objファイルを生成してくれるので、meshmixerなどで読み込めるようになっています。 



音声認識などの機能もあるようなので、ドキュメントを見ながらすこしずついじっていきたいと思います。

ではまた。