2010/10/26

自炊時の画像処理(書籍の見開き対策)

自炊プロジェクトで行う画像処理でアイデアを思いついたので書いておきます。

フラットベッドスキャナで書籍をスキャンするときは、スキャナのガラス面に押し付けるのでページ全体にピントが合っている画像が得られます。

Webカメラを使って自炊するときはこの方法が使えず、
ページが山なりの状態で撮影することになるのでどうしてもピントが合うところと合わないところが出てきてしまいます。
(ページの上にアクリルの板を置く方法もあるようですが、面倒なので却下しました)

この問題を解決する手段として、全焦点画像が使えるんじゃないかな~と考えています。
全焦点画像は、同じ物体を同じ距離から焦点を変えて複数枚撮影し、
複数の画像の中の各ピクセルにおいて一番ピントが合っている(ハッキリ写っている)画像のデータを使用することで
すべての点においてピントが合っている画像のことです。
(なんかの本で見たんですが、どの本かは忘れてしまいました。。ちょっと探してみます。)

ではまた。

2010/10/18

自炊プロジェクト 続報 (Book scanner with WebCam)

ちょっと前回から時間がたちましたが、自炊プロジェクトをちょっと進めたので
記録を残しておきます。

(Summary is at the end of post.) 

前回作った白色LEDのライトを照明として自炊のテストをしてみましたが、
残念な結果になりました。
照射する距離とかを変えてみたのですが、結果は下記の写真のような感じに。。
Pic.1 放射状のムラが取れない。。。


このプロジェクトを中止しようかと若干思いましたが、
ダメもとで赤色LEDで実験してみました。





なんということでしょう


あんなに白色LEDで難しかったムラの無い照明が
適当に組んだ赤色LEDの回路でできそうではありませんか


Webカメラのコントラストとかをちょいといじると下記のような画像ができました
Pic.2  赤色LED5本で実現

ためしにKindleでも表示してみました
Pic.3    Kindleでもばっちり












何で赤色LEDだとできるんだろう・・・?

適当に予想してみると、、、
・白色LEDは、赤、青、緑の波長を均等に含んでいるから白く見えるが、それぞれの光の強度はそんなに強くない→コントラストが強くない画像が出来上がる

・赤色LEDは、赤の波長がほとんどで、WebカメラのCCD素子の赤担当部分に強く入力される→コントラストが強い画像ができる

ということがいえるのかな。。。。

とりあえず、基板に赤色LEDをたっぷり実装して自炊用照明を
作ってみたいと思います。

ではまた。



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I tried to scan book using White LED light(18 LED).
But, result was not good.(Pic.1)
Contrast of picture was low, so it was not suitably for e-book.

Next, I tried to use Red LED light(5 LED).
This result is pretty good  :)
I got high contrast image. (Pic.2)
Also displaying to kindle was good quality.(Pic.3)

I will try scanning book  with 30  Red LEDs.
I am expecting the image of the high contrast to be obtained.

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2010/10/05

書画カメラ 2万円以下の市販品もあるみたい

先週、髪の毛を切ってきたのですが、そのときに美容室にあった雑誌に
Simply Scan というものが載っていました。
折りたたみ可能な書画カメラで、1万5千円ぐらいのものでした。

サンプル画像を見てみましたが、やはり光の当たり具合にムラがある模様。

ん~
やっぱ自作したほうがよさそう。。。




とりあえず半田付けまでは終えたので、
これを照明にして自炊をしてみたいと思います。

ではまた。