2012/05/09

Beagle Boneを発注


去年の11月ぐらいに、Beagle Boneが発売されて、日本で発売されるのを待っていましたが、Digikeyで日本からでも買えるようになっていました。
1台あたり約8,000円で、BeagleBoardの半額程度でした。

2台注文して今は配送待ちです。(5/6 発注 ->5/9成田到着。速いなぁ)

ただ待っているのも何なので、予習としてリファレンスマニュアルを読んでおくことにしました。


BeagleBone リファレンスマニュアル
自分が使いそうなところだけ勝手に翻訳

オリジナル:http://beagleboard.org/static/BONESRM_latest.pdf

シリアルポート
 BeagleBoneには4+1つのシリアルポートがあります。
UART1,2,4にはTx,Rx,RTS,CTSがあり、UART5はTx,Rxのみです。
(UART0はUSBポート経由,Tx,Rx,RTS,CTSあり)

A/D変換
 7つのA/D変換が付いています。(1秒に10万回サンプリング可能)
ただし、最大入力電圧は1.8Vなので、抵抗分圧やレベルシフタを使って1.8V以上の入力が無いようにしてください。VDD_ADCは1.8Vの電圧がかかっていますが、リファレンス電圧としてのみ使用してください。電源として使用しないでください。

GPIO
最大66本のGPIOピンが利用できます。3.3Vの入出力が可能です。
4つあるGPIOバンクのうち、それぞれ2ピンずつ割り込みピンとして利用できます。

TIMERS
 4本のタイマーピンが利用できます。

PWM
 最大8本のPWMピンが利用できます。
 ECAP PWMが2ピン利用できます(よくわからず)

5V DC電源
 Beagle Boneを動かすために、5VのACアダプタが利用できます。2.1mmセンタープラスのコネクタです。電圧の高いACアダプタ(7Vや12Vなど)をつないだときに備え、NCP349というチップが入っています。高い電圧がかかっている場合は、メインボードに電源が入らないようになっています。5VDCラインは拡張ヘッダにも接続されています。これは、拡張ヘッダに拡張ボードをつけた際、電源を供給できるようにするためのものです。

USB電源
Beagle BoneはUSB電源での駆動も可能です。通常、USBのポートは500mAまで電流を供給できます。USB電源で駆動している場合は、VDD_5Vには5Vが供給されないので注意してください。SYS_5Vには5Vが供給されています。

電源の選択
5VDCとUSBが両方選択されていた場合は、TPS65217Bが自動的に電源の選択を行います。I2Cインターフェースを使用して、供給源をソフトウェアから変更することもできます。

消費電力
だいたいの電力消費量は以下の通りです。
消費電流(mA@5V)
モード USB DC DC+USB
Reset 180 60 190
uBoot 363 230 340
KernelBoot 502 350 470
KernelIdling 305 170 290

USBが接続されているときは、FT2232とHUBの電源が入るため、消費電流が増加します。USBが接続されていないときは、これらのデバイスは待機状態となります。USB接続時に120mAほど消費電流が増えるのはこのためです。消費電流量は、SDカードにアクセスしたり、LEDにアクセスすると変動します。

電源ライン
 VDD_1V8
 VDD_1V8は1.8Vが出力されます。VDD_1V8は最大1200mA供給できます。VDD_1V8はプロセッサとDDR2メモリーにのみ接続されています。

 VDD_MPU
 VDD_MPUは1.1Vが出力されます。この電圧はソフトウェアにより最大1.25Vまで変更することができます。VDD_MPUはプロセッサのみに接続されます。

VDD_CORE
 VDD_MPUとほぼ同じ。

VDD_3V3A
 VDD_3V3Aは2つある3.3Vラインのうちの1つです。このラインには225mAまで供給することができます。このレールはプロセッサやSDカードスロットに接続されています。

VDD_3V3B
 VDD_3V3BはLAN8710,EEPROM,USBHUB,FT2232に接続されています。

VRTC
 VRTCには1.8Vが出力されます。最大100mA供給できます。プロセッサに接続されます。


ユーザLED
 4つのユーザLEDがGPIOピンに接続されています。
LED GPIO
User0 GPIO1_21
User1 GPIO1_22
User2 GPIO1_23
User3 GPIO1_24

10/100 イーサネット
(省略)

USBホスト
USBホストポートが1つあります。このポートは最大500mAまで供給することができます(十分な容量の電源に接続している場合)


その他:C/C++でBeagle Boneの入出力を制御する方法のチュートリアル(英語)


Beagle BoneはArduinoよりのBeable Boardです。
ファンレス省エネサーバとして使ったり、カメラ付きラジコンの基板として使ったりと、色々遊べそうな感じです。

ではまた。

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