2011/08/13

Arduino Uno互換機の作成

私はArduino Unoを1台持っていますが、センサとArduinoを使ったものを作るときに
Ardunoが1個だけだと何かと不便です。
必要な数だけArduino Unoを購入するのも手軽な方法ですが、1台あたり3,000円するので
ちょっと考えてしまいます。

いろいろなサイトを見てみた結果、自分で互換機を作ることにしました。

メインとなるチップ ATMEGA328P−PUは、秋月電子で購入しました。1個250円ぐらいでした。Arduino化するのにはブートローダーという小さいソフトを書き込む必要があるので、AVRライターも購入。こっちは3,300円。
秋月電子のは素のチップですが、スイッチサイエンスでブートローダー書き込み済みのものも購入できます。こっちは1つ350円。


Arduino UnoとAVRライターを使って、素のチップにブートローダを書き込みました。
(参照:DIGIらいふ

Arduinoの素。
チップだけだとピンを間違えそう
Arduinoには基板上にピンアサインの印刷があるので配線するときに間違えにくいのですが、自作版には何もないので、何かしらわかりやすい方法を考える必要があります。

Arduino chip sticker label に、Arduinoのチップに貼るラベルが公開されてたので、svg形式のをInkscapeで読み込み、少し修正を加えて印刷してみました。



ラベルをペタリ
何もない状態よりも、かなりわかりやすくなりました。
(いちいちピン番号を数えるのは面倒でした)

次に、ブレッドボードと同じレイアウトのユニバーサル基板(80円)に実装してみました。
ICソケットを基板にハンダ付けして、Arduinoのチップは交換できるようにしてあります。
16MHzの水晶振動子を置くところがなかったので、チップの上の方に置きました。
それ以外はほとんどジャンパ線をはわせないで作成できました。

普通のユニバーサル基板だと、GNDラインなども1カ所ずつリード線などをはわせる必要があるので面倒だったのですが、ブレッドボード形式のものだとその辺は楽でした。
便利な反面、自由度は減ってしまうので、目的に応じて今までのとブレッドボード形式のものを使い分けるようにしたいと思います。
自作Arduino Uno。上の方の余白にも
ピンソケットを実装して、実験しやすくする予定

自作Arduinoへのプログラムの書き込みは、USB-シリアル変換アダプタを使用します。
秋月電子で売っていたFT232RL USBシリアル変換モジュールを使う場合は、以下のような配線になります。

Arduino USBシリアル
Vcc USB
GND GND
RXD TXD
TXD RXD
RST DTR#  (間に0.1uFのコンデンサを挟む)  RST-0.1uF-DTR#


Arduino Unoに比べるといろいろと面倒ですが、やはり安く作れるのはありがたいです。

ではまた。

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